伝統的七夕ライトダウン2012キャンペーン

呼びかけ人:海部宣男さんからのメッセージ

江戸の人々が年に一度の星の祭りとして総出で楽しんだ、七夕祭り。 たくさんの俳諧や歌が詠まれ、子供たちに星の美しさ、物語の楽しさを伝えました。

でも今の日本は人工の光で夜空を覆い、子供たちから美しい星空をすっかり奪ってしまいました。 それに、カレンダーの7月7日ではほとんどが梅雨空で、星たちも泣きの涙です。

本当の七夕は、月の満ち欠けを基本にした旧暦=伝統的七夕でこそ、楽しむもの。 笹竹に吊した短冊、星への願いを込めたお供え。それも、みんなできれいな星を見てこそ、ですよね。

伝統的七夕のライトダウンが一つ一つの街から全国に拡がって行き、ふたたび、 年に一回は家族で美しい星空を楽しめる日本になりますように。私が星に捧げる願いです。


プロフィール
海部宣男(かいふのりお)
日本天文協議会会長
1943年生まれ。天文学者。国立天文台名誉教授。国際天文学連合次期会長。 日本学術会議会員。放送大学教授。世界天文年2009日本委員会委員長。 世界天文年2009の成果を引き継ぎ天文と科学の理解を日本の社会に広げるための合同組織 「日本天文協議会」を発案し天文学の研究・教育・普及・アマチュア活動の合流を呼びかけた。 一般向けの著書や講演多数。 いわゆる旧暦の七夕を「伝統的七夕」と名付け、ライトダウンして星空を眺めようと提唱している。