伝統的七夕と七夕の夜空

伝統的七夕と七夕の夜空

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 7月7日は「七夕」です。これは多くの方がよくご存じでしょう。しかし、「伝統的七夕」となると知っている方はごくわずかではないでしょうか。本キャンペーンは、この「伝統的七夕」に明かりを消して夜空を眺めよう、というものです。今年(2011年)の「伝統的七夕」にあたる日は、8月6日です。

 「七夕」と「伝統的七夕」。ここで、その夜空の違いを比べてみましょう。
 
7月7日の夜空
 例年、日本の多くの地域が梅雨の最中です。ですから、うまいタイミングで、その晴れ間に当たれば七夕の星を眺めることはできます。また、織姫星と彦星は東の空に見えていますが、夜11時ごろになると頭の真上に昇ってきます。深夜になれば、天の川も見ることができるでしょう。
 しかし、年によってはお月さまが悪影響を及ぼします。お月さまが煌々と輝いている月夜には、天の川を見ることができません。天の川は、その明るさが微かなため、街明かりはもちろんのこと、月の光にも負けてしまうのです。そこで、今のカレンダーの7月7日を見てみると、年によってお月さまの形はバラバラです。今年は半月状の月が輝き、来年は満月3日後の月が出ています。本来の七夕は、織姫星と彦星と天の川がセットです。ですから、年によって月明かりの具合が変わるのは、ちょと不都合です。
 
伝統的七夕の夜空
 今年(2011年)の伝統的七夕は8月6日です。夜9時には頭上に織姫星と彦星が輝き、南西の空には沈む前の半月状の月が見えています。月は夜10時半には沈んでしまい、それ以降は天の川も見られます。また、天の川も頭上から南の空に続き、年間で一番見ごろとなります。
 じつは伝統的七夕は、現在のカレンダーが使われる前から行われていました。そのころ日本では、太陰太陽暦という月のめぐりをもとにしてつくられた暦が使われていて、それによると1日は新月となり、この日から月の形がふくらみ始めます。毎月1日が新月ですから、3日月、5日月と、だんだん丸みを帯び、7日には、ほぼ半月の形になるわけです。ですから、伝統的七夕の日には、いつも半月状の月が輝き深夜に沈みます。そして、織姫星と彦星も、天の川といっしょに頭上に輝き、地上の星祭りを眺めているのです。

 

 
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